学内外における遺伝子改変動物に関する教育と基礎及び応用研究の促進のため、以下に挙げる遺伝子改変マウス作製や凍結保存などの技術提供を行っています。
エレクトロポレーション法でマウスの受精卵にゲノム編集(CRISPR/Cas9)を行い、レシピエントマウスに移植してゲノム編集マウスを誕生させて依頼者に提供します。
コンデショナルノックアウトマウスや、ノックインマウスの作製など、複雑な遺伝子改変は、ES細胞を用いて行います。遺伝子改変したES細胞は、マウスの受精卵に注入して、レシピエントマウスに移植してキメラマウスを誕生させて依頼者に提供します。
外来遺伝子をもつトランスジェニックマウスを作製します。トランスジーンをマウス受精卵の前核に注入し、レシピエントマウスに移植してトランスジェニックマウスを誕生させ依頼者に提供します。
遺伝子改変マウスの系統保存を目的とし、体外受精後に、凍結胚を作製し、依頼者に提供します。
遺伝子改変マウスの系統保存を目的とし、オス個体から凍結精子を作製し、依頼者に提供します。本法で、凍結された精子は、融解後、体外受精に供することができます。
本技術提供を希望される場合は、まず、実施内容に関して、コンサルトを行い、必要な事項は個別に協議し決定します。
また、遺伝子改変動物の作製、凍結保管の実施は、遺伝子組換え実験、動物実験に該当しますので、適切な計画申請の承認等が得られているものに限り、実施します。提供資料や遺伝子改変マウスに起因する損害が生じた場合は重大な過失がある場合を除き、依頼者・動物実験施設共にその責を問わないものとします。
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